薄明かりのナデシコ

ドールをセットし、

目線を調整し、

カメラに戻って（あ、視線ずれてる）、

ドールに戻って調節し、

カメラに戻って（惜しいもうちょい）、

ドールに戻って以下略



これって結構面倒ですよね。
最低でも3往復くらいしないと自然な目線にならないんですが、困っているのは僕だけじゃないはず。

いろんな方法があると思いますが、僕は文明の利器に物を言わせて解決しました。


Manfrotto　Digital Director



要はiPadでテザー撮影できる機械です。

ｆ値、シャッタースピード、ISO感度、露出、ホワイトバランスなど各種パラメーター変更はもちろんのこと、
iPadが外付けライブビューモニターになり、タップフォーカスが可能になり、
ヒストグラムやピントピークなども表示できる万能ガジェットなのです！

これに5mのUSBケーブルを接続し、ミニ三脚をつけて持ち運べば、
いちいちカメラまで戻らなくても手元のiPadで目線の確認ができるのです！　


この利点は多灯ライティング撮影でも発揮されます。
できあがり写真を手元で確認しながらスピードライトの光量を調整したり向きや距離を変えたりすることができます。

もう便利すぎて手放せませんｗ


最近のWi-Fi標準装備のキヤノンカメラなら、スマートフォンまたはタブレットとキヤノン純正ソフトでほぼ同じ事が可能です。
私のEOS 5D MkⅢには無線機能が無いのでこの方法しかありませんが、
有線接続なのでタイムラグが無く、これはこれで便利だなと思っています。


あとは絞り開放気味で間違いなく瞳にフォーカスしたいときも、
大画面で拡大表示しながらMFで詰められるので安心感が違います。

出来上がった写真を誰かに見せるのも便利で、JPEGのSサイズをRAWと同時記録にすれば、
軽いJPEGだけ読み込んで表示してくれます。
気に入った写真はその場でレーティング出来るので後が楽です。

当然シャッターも切れるので、レリーズの代わりになって手ぶれ防止にも一役買います。

動画でも使うことが出来て、ムービーを回しながら画面タップでフォーカスを変えることもできます。



自分以外見たことがないのが残念ですが、便利でしかないのでみなさんどうぞお試し下さい！