薄明かりのナデシコ

実はレベッカ嬢については、お迎え当初非常に苦戦していました。
というのが、ギャラリー写真からイメージした顔と比べてきつい表情だと感じたからです。
具体的には眉毛の色が濃くて、釣り上がりすぎという点です。



最初は「アナ様と違う雰囲気でいいじゃないか」と思っていたんですが、手持ちのウイッグを次々に試していくうちに焦りに変わりました。





「どれも似合わねぇ・・・」

これやばいなと焦りました。だってン十万するんですよ！？　
今からメイクのやり直しもできません（なんせ触毛の上からクリアコートで固めてある眉毛なんですから）。

そこから数日のあいだ、写真を撮る気になれませんでした。
普通なら迎えたばっかりのドールなんて、猿みたいに抱きまくるか、センサーが加熱するまでシャッター切りまくるのが常じゃないですか（）

ですが、書斎の椅子に座らせたドールをふと撮った写真で印象が変わったことに気付きます。


「うん？　ちょっとやわらかくなった？」

そう、表情がやわらかくなってるんです。
要因は多分視線。
強気の表情なので勝手に上目遣いが似合うと思い込んでいましたが、むしろほんの少し見下ろす視線の方が可愛かったのです！

変化はもう一つありました。
手持ちのウイッグがほとんど使えないことがわかると、新しいウイッグを購入する必要が出てきます。
しかし、今までのウイッグが似合わない理由を突き止めないとお金の無駄になってしまいます。
そこでふと気になったのがメーカーのギャラリー写真。
デコ出し真ん中分けのウイッグだったんですね。
真ん中分けって生え際が見えてしまうので、安いウイッグでやると不自然になるんですが、高級なのだとそれが可能になります。
ということで、普段なら3000円でお釣りがくるようなウイッグしか買っていなかったところ、思い切って6000円強するウイッグを購入しました。
これが大正解！！


もう惚れちゃいますってモンよ！(笑)

それからは一転してレベッカ嬢の撮影が楽しくなってきました。













今後のレベッカ嬢から目が離せません！